土曜日の実験室
昨日は 映画監督の
大林宣彦さんが亡くなりました。
大林宣彦さんの作品
尾道3部作。
その中のひとつ。
時をかける少女を
映画館で観た時
不思議な世界の存在に
どこか違う時空に
同じだけど今でない違う世界の
存在がきっとあるに違いないと
いう確信みたいなものが
生まれたことを思い起こされます。
ちょうど
その時期
学研の図鑑か何かを見ていて
光の届く速度のことが
書かれていて 今
この瞬間に見ている太陽は
実は数分前の
太陽なんだということを
知ったばかりで
星なんて もっと昔の星の
姿と知って ひょえーって
なっていたことも 拍車をかけ。
和子と一緒に
時空を旅をして
こわいけど
行ってみたい
今いる世界以外に
存在する世界へ。
映画館を出た時
出てすぐ目の前を走る
チンチン電車のぶぅーんという
音がどこか遠い音のような
そして街の色も違って見える。
映画をみ終えた時
の余韻というものを
初めて感じたことも
記憶しています。
その時にしかない
透明感 儚さ 美しさも
優しく閉じ込められている
出会ってからずっと一番好きな映画で
これからもあり続けます。